事件の涙「SNSに娘を奪われて〜木村花さん誹謗(ひぼう)中傷事件〜」を見た感想

視聴録

NHKの事件の涙はいつ見ても考えさせられる。

現代の闇の部分というか、負の部分というか、あまり光があたらないところに光を当ててくれていて、見終わった後にはいつもうーん・・・と考えさせられる。

今日見た「SNSに娘を奪われて〜木村花さん誹謗(ひぼう)中傷事件〜」もそうだった。

去年の今頃、自ら命を絶った木村花さん。
その母親に密着して、その語を追ったものだった。

なんというか・・・自殺というものは常に残された人に暗い影を落とすし、そして、SNSというものの向き合い方は考えさせられるものがあった。

番組概要

ストーリーズ

「SNSに娘を奪われて〜木村花さん誹謗(ひぼう)中傷事件〜」 - ストーリーズ
SNSのひぼう中傷を受けて自殺した木村花さん。母親の響子さんはこの1年、社会からひぼう中傷を無くすことを願って活動を続けてきた。闘い続ける母の日々を見つめた 心ないSNSのひぼう中傷を受ける中、22歳の若さで自ら命を絶ったプロレスラーの木村花さん。シングルマザーとして育てた一人娘の花さんを失った母親の響子さんは、この...

感想

色々なことを考えさせてもらった。
月並みではあるけど、次のような事が今心に残っている。

ずっといじめられる立場だった

木村花さんの半生を追うと、ずっといじめられてきた、居場所に苦しんだ人生だった。

フィリピンの父親とのハーフということがその理由のようで、そんな彼女を受け容れてくれるリングは行き場所だった。そこを盛り上げようと頑張ったら、SNSを介して罵詈雑言を浴びる。

ずっといわれもない理由で責められる立場にあったんだな・・・と。
心が休まる瞬間なんてなかったんだなと思うと、本当に可哀そうに思う。

母親として強くは見える。が・・・

母親は戦う決意をして、加害者を特定して、裁判を起こすという行動を起こした。

でも、トントンとことが進んだわけではなく、法の壁があったり、感情を殺しすぎて事件の内容がまったく心の中に入ってこなかったりと、限界の中で生きておられた。

そりゃそうだですよね。
母子家庭で一人娘がなくなったのですから、大げさでもなく希望を失くしたも同然です。

そんな母親のもとにも、今もsnsを介して心無い言葉が毎日100を超える量が届くとか。
鬼や悪魔の所業ですよ。ぞっとします。

SNSはもう少し規制が必要

匿名性が犯罪の誘発するみたいな議論は某大型掲示板が世間の注目を集めた頃からずっとあるけど、結局今もその議論は続いている。

結局、その匿名性が加害者を守る壁となり、一方的な心無い言葉の矢となり、一方通行の袋叩きの状態が作られました。

ゾッとするのが、SNSでの心無い言葉が原因で木村花さんが自殺した後もターゲットを母親に変えて未だに続いているということ。

もうこれは病気ですし、立派な犯罪者です。

放置しておいていい事なんて一つもないので、こういう構図が生まれることを減らすための根本的な取り組みが必要だとは思いますが、なにせ日本はITやデジタルに関しては遅れっぱなしですからね・・・

というわけで・・・

自殺をした本人の苦悩、その身内が今も苦悩が続いているのに、SNSの向こうではまだ誹謗中傷を辞めない。

どうかしていますね、ほんと。

有名人だからみたいなのは全く理由にはならない、完全に人間を殺しにかかっている行為だとしか僕には思えません。

木村花さんに限った話ではなく、先日は堀ちえみさんに対しての誹謗中傷で逮捕者が出ていましたし、韓国でも誹謗中傷が原因で命を落とす事件は年に必ず数件は発生しています。

この状況、この構図をこのままにしていると、まだまだ命を落とす人は続いていくだろうな・・・と思うと、ほんと、便利な世の中ではあるけど、目立つ人には嫌な時代だな・・・と考えさせられました。

 

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