アドセンスで稼ぐことを主目的のブログ運営はやめたほうが良い理由

ブログ運営

「アドセンスで稼ぐ」というのをやめました。

厳密に言えば、アドセンスで本気で収益化というものを視野にいれないようにしています。

そして、個人がアドセンスで稼ぐのはかなり難しくなっています。今からブログを始めたりする人で、アドセンスで収益化を!とか思っている人は、アドセンスに頼らないほうがいいんじゃないかな?とすら思ってます。

そういう意味では、これからは単なる収益化目的でブログ運営はやめたほうが賢明だと思います。

アドセンスから一歩引くことにした理由

アドセンスで稼ぐのは難しくなった

アドセンスで稼ぐ。

ブロガーと呼ばれる人の収入源としてもてはやされた時代もあるけど、もう今はそれで稼げている人はごくごく一部のブロガーだと思う。経費を賄える程度で稼げているって人も少ないと思う。

このあたりはGoogle側から公的データが出ているわけじゃないので、憶測での言い回しになってしまうけど、でも、肌感覚としてそうだと思っている。

それはこんな理由から。

競合が簡単に増えるし増えすぎた

デジタルコンテンツの掟というか常というか、どうしようもない弱点とも言えるのが、供給量無限大になるという特徴があります。

デジタルコンテンツは最終的に誰でも簡単に作れる状況へと変化していきます。例えば、一昔前はホームページを作るだけでも一苦労だったものが、今では近いものを無料で簡単に作れます。そうなるとホームページを作るというだけでは価値がなくなりました。

作れるうえで、どんな付加価値を?が重要になっています。

特に、無料ブログの登場のおかげで発信は簡単になり、youtubeの登場で動画も個人が配信できるようになりました。しかもいずれも参加障壁が低く、もはや誰でも発信できる時代です。

そういったことからコンテンツ作成そのものを制限する要素が少ないため、どんどん作り出せます。多くの人が大量にコンテンツを作成する状況ですから、供給量はすぐに需要量を上回ります。供給過多になります。

何事も需給バランスの上で価格が決まりますので。供給量が無限大だと、どうしても値崩れが起きます。

アドセンス単価も例外ではなく、クリック単価が落ちます。稼げません。

それでも稼げている人が居るのでは?

稼げないと言うと、稼げている人が居るよね?って反論が聞こえてきそうだし、実際に稼げている人はいます。いますが、そういう人は共通点があると思います。

その決定的な共通点が…

  • 良質なコンテンツを大量生産できる

これです。良質なコンテンツを作れるだけではなく、それを大量生産できる。これが可能となって初めてアドセンスで稼げているかも…という状況を作ることができます。

専門的な部隊を作って、役割分担をして、常に安定して高品質な記事を生み出す。これが可能ならアドセンスで稼げます。

しかし、これが出来るのはメディア運営をしている企業ぐらいです。

個人で運営している人で高品質コンテンツを作れる人も居ますが、その方も一部工程を外注化したりして、作業環境をとことん効率化して大量生産できる環境を持っていたりします。

アドセンスで稼ぐというのは、高効率のコンテンツ環境を持てるかどうかの競争なんです。

個人がアドセンスで稼ぐのはもう厳しい

アドセンスで稼ぐには高効率のコンテンツ作成環境を持てるかどうかによるということと関連する話ではありますが、もう個人がアドセンスで稼ぐのは難しいと思っています。

この記事はブログ運営を前提に書いてますが、動画で稼いでいる人も遅かれ早かれですし、なんなら環境を整えて高効率のコンテンツ作成環境を持っている企業もゆくゆくは広告で稼げなくなると思います。

理由は2つあります。

  • 運営メディアへの集客ルートが弱くなる
  • AIが代用し始める

この2つです。

運営メディアへの集客ルートが弱くなる

広告で稼ぐにはアクセス数が何よりも重要です。アクセスがなければ始まりません。だから…ってことでSEOに力を入れます。

今の検索エンジンの検索結果を見てもらうと分かりやすいですが、上位表示されている記事はどれもこれも高品質な記事です。コンテンツ作成環境を持っている法人が、高品質な記事を大量生産していってますから、どんどんそういう高品質な記事が増えて行ってます。

個人が作る記事がそこに割り込んでアクセス数を確保するとなると、正面から対決するより、法人などが手を出せない部分に手をだすのがセオリーになりますが、そういう裏技的な手法はたいてい稼げません。

アクセス数が少なかったり、市場が小さすぎたりで、効率があまりよくありません。

そういう事もあり、コンテンツを作っても、自身のコンテンツへと誘導するルートがどんどん弱くなって言っているのが現状です。これが逆回転することはないと思います。

Googleからすれば品質の良い記事が上位にあるほうが好ましいのですから、品質競争をしてくれる限り、それを止める理由もないし、頑張って書いたとしても個人の低品質記事を上位に上げる理由もありません。

どんどん先細っていきます。

AIが代用し始める

直近かつ最大の脅威がこれです。コンテンツ作成をいずれAIが代用し始めます。

現時点でも検索結果の上位にAIが回答を自動生成して出てきています。これだけでもアクセス数が減少したメディアは少なくないはずです。

そのAIの進化は止まらず、今や調査と分析をAIが行ってレポートを作成してくれる機能まで実装されています。上位表示されている記事よりも高品質なものをAIが作ってくれるのです。

”検索エンジン→AI”へと移行していくのがほぼ既定路線のようにも感じています。

そのAIと人間が競争をしたところで、AIが簡単に人間を追い越していきます。

疲れ知らず、あらゆる情報やデータを攫ってから回答を生成することができ、苦手とするジャンルなど存在せず、頭脳レベルは人類最高峰のはるか上に行くのはほぼ確定しています。

人間が正解を作るというコンテンツマーケティング的なものは衰退していくしかないと思っています。

広告枠としてのブログの価値

広告枠としてブログや個人の動画に価値がありますよね?って疑問を持たれるかもしれませんし、それは確かにそうです。そうなのですが、グーグルの収益の中でそういうメディアによる収益は全体の30%強です。

2022年通年の広告収益内訳(アメリカ合衆国SEC提出資料より)
  • Google Search & other: 約1,620億ドル (160 billion+ USD) ほど
  • YouTube ads: 約290億ドル (29 billion+ USD) ほど
  • Google Network: 約320億ドル (32 billion+ USD) ほど

Alphabet Inc. の年次報告書(Form 10-K)より

無視できる数字ではないのは確かですし、ある程度は残り続けるとも思います。

ただ、AIが全てに割り込んでくる可能性がかなり高いです。

検索エンジンの代わりとして回答し、個人の好みに合わせた動画コンテンツを作り、読み手の好みに合わせたブログのようなものを作るAIであったりが出てくると思います。

そんなAIが出てきたら、デジタルコンテンツは一気にAIへと置き換わる可能性が出てきます。

Googleの事ですから、そのAIの隅っこに広告枠を設けてその広告枠で稼ごうという発想をするはずですし、広告で稼ぐことである程度は無料でAIを提供できるはずです。(現在もそうしていますしね)

個人が作ったコンテンツの広告枠でグーグルが収益を得るというやり方は、消えることはなくても、グーグル的にはあってもなくてもいいレベルにまで落ち込むと思います。

(ゼロにはしないと思います。コンテンツが作られない状況というのも好ましくないので、コンテンツを真面目に作る人には収益が生まれますってインセンティブを与えるためにゼロにはしないと思います)

だから…

そんなこんなで、僕はアドセンスにそれほど明るい未来は無いと思っています。ちょうど、僕自身もアドセンスが全然機能していない時期が続いていたので、広告掲載位置を隅のほうに追いやりました。

なんで排除しないの?となると、あわよくばのスケベ心がないわけじゃありませんが、なんとなく傾向を肌感覚で知っておきたいからです。アドセンスがダメだと思っていたら、稼げるようになったな…なぜだろう?と気付けるようになると、そこから何かヒントが得られるはずだからです。

アドセンスを貼ってないとそういう変化に気付けませんから、アドセンスを貼ることそのモノは辞めず、しかし掲載個所は必要最低限の場所に限定するようにしました。

 

ただ、その上でも”ブログで稼ぐ”という生々しくコンセプトはもう時代に合わず、ブログはもっと私的なものとして回帰していくと僕は思っていますし、その過程で、それが合わないブログ運営者が離れていくと思いますが、それはそれで界隈にとって健全な事なのかな?とも思います。

そんなわけで、もしあなたがアドセンスを貼るべきかどうかを迷っているなら、貼らないほうが良いと僕は思いますよ。

シンプルに、広告が無いブログのほうがストレスなく記事を読めたりしません?

常に訪問者の邪魔となる広告が出ていて、大したお金にならないのなら、訪問者ファーストで読みやすい環境を提供するほうが良いと思いますよ。

どうしても貼りたいのならある程度のアクセス数を稼いでからでも遅くないと思いますし、おそらくそのある程度のアクセス数すら今はなかなか到達できないですよ。今はそういう状況、そういう環境なんです。

よければ参考にしてみてください。

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