映画「爆弾」を期待感を高めまくってから見て失敗した

映画「爆弾」を見た。

昨年ぐらいに公開されて、良い評判だった映画。たくさん賞も取っていたかな…面白そうだな…って思っていたけど、見る機会を逸していた。

それがネトフリで見れるってことなので、見た。

感想としては、正直そんなにかな…。面白くないわけじゃない。なんだけど、突き抜けるほど何かがあったとも感じない。

是非見て!とまではならなかった。


なんでかな…と思うと、期待しすぎていたんだと思う。でも、案外最後まで見れたのは、期待出来ないかも…という前評判を得ていたからという部分もある。

 


これは最近のSNS界隈と言うか、入手する情報について思う事だけど、プレーンな情報というものが本当に少ないように感じる。

手あかが大抵はついている。
手垢どころか、色が変わってしまっていることもある。

かなり加工済みの情報が飛び交っているというニュアンスを感じる。

「爆弾」に関しても、そう。佐藤二郎の怪演がやばかった!という口コミらしき情報を散々に浴びていた。

もうこの時点で、かなりヤバい演技が見れるのか…という期待感がかなり高まっているし、この期待感を超える演技なんてそうそうない。

結果、すっごく冷めた目で佐藤二朗さんの演技を見ている自分がいる。

「これがすごいと評判の演技なんだな…」と一歩引いてみている自分がいる。

 

でも、浴びた情報の中には「それほど面白くなかったし、事前に面白いやら演技がやばいやら言われていたので、そこを差し引くと、普通の映画だな…と思う」というのも見ていた。

それがしっくりくる自分がいた。
事実、案外普通の映画かもしれないな…と感じていた自分も居た。

期待していたあらすじよりも、常識的だったのかもな・・・とか思ってたし。


個人的にはすべてを取調室で完結してほしかった。
頭脳戦だけで進めてほしかった。

欲を言えば、警察が手も足もでずにもっと手玉に取られてほしかった。

謎を解こうとすればするほど、墓穴を掘る感じが欲しかった。

すごい映画と前段階で思い込んでいるぶん、作品として成立しないレベルの事を期待している自分がいた。


そういう自分がいることで思ったのが、作品に対して求める満足度ってのがあって、事前情報に対してそれを合算し、上回れば面白かった、下回ればダメだったってなるんだな…と。

  • 前評判や事前情報 + 得たい満足 < 実際の満足度

こういう図式。

前評判が高いと、そこに得たい満足度も上乗せされるので、超えることができないハードルになる。

今回はまさにそれだった。演技がすごい、ヤバいと事前に聴きすぎて、前評判で土台が底上げされ、さらに得られる満足度の期待も相まって、90点を越えなきゃダメぐらいになっていた。

あまり事前に調べすぎるのも考えものだな…と。


こういうことって慎重な性格ほど、楽しむ、喜ぶという面では損することが多いのかな…とか思ったり。


そんなことを思わされた映画「爆弾」でした。

おススメするのかどうかで言えば、グロいところもちょっとあるので何とも言えないけど、見て損した!ってことにはならないはずなので、良ければ是非。

 

…と、低めの期待感でオススメしてみます。