
「九条の大罪」を見た。シーズン2があるんだろうな、なければおかしいよなって終わり方をしているので、シーズン2がもう今の時点で楽しみで仕方がない。
そんな感想を抱いた作品でした。
で、そんな九条の大罪をについての感想を一言で言えば「ないない尽くし」だったな…と思っている。
「ないない尽くし」と書くと悪い方向の連想するかもしれないけど、そういう意味ではない。もちろんナインティナインさんが出まくるという意味でもない。
いい意味?でのないない尽くし。
悪徳弁護士を描いた作品だよって触れ込みだけど、その触れ込みで連想するあれこれが”ない”。
ここからはネタばれみたいになるので、それは勘弁って人は読まないでほしい。
ここから先はネタばれを許容するってことでこのまま書きます。
何がないのかを羅列するとこんな感じ。
- 裁判で熱くバトルするシーン
- グロさの極みのシーン
- 悪徳な弁護をしているシーン
ざっと思いつく限りでこれらがない。
悪徳弁護士を描いた弁護士ドラマと聞かされて想定し想像するシーンがほぼない。
まったくないわけでもない。
裁判所のシーンもあるし、グロ寄りのシーンもある。あるけど、決定的なシーンはない。
例えば、途中である女の子が入れ込んでいた男性を殺害したという展開があるが、その殺害に直接関係するシーンは一切ない。
仲良くしているところから、裏切られたところまでは描写がある。次の展開では、殺害して逮捕され留置されている女の子と接見するシーンだったりする。
恐らく原作マンガではその描写もあるはず。
こういった感じで決定的な場面だけど、グロいかもしれない場面は描写がない。前と後の描写がある程度。
基本は関係者間の会話が中心となる展開となっている。
そして、作品を通してみると感じることが、悪徳弁護士ではなく、普通の弁護士業務をしているだけだということ。
悪いことをした人を弁護する凄腕弁護士が主人公なので、悪いことをした人に有利な判決が出てしまう。でもそれは決して弁護士が悪なのではない。
普通に弁護士としての仕事をした結果でしかない。弁護士としては優秀で真面目な人と言うことになる。
悪徳弁護士でもない。
そんな感じで、想定していたあれこれが”ない”というのが九条の大罪シーズン1を見終えた今思う事。
それでも面白い。
この作品の軸は、悪を内側から見ることで見える人間の生々しい部分だと思っている。
卑怯な人間も居れば、悪の中にある力の関係によって生まれてしまっている犯罪もあれば、弱い人間を食う食われるという構図もある。
そういう生々しい部分を描くことが面白さであって、決定的で刺激的なシーンの有無が作品の軸ではない。
だからこそ見れる。そう思っている。
シーズン2が楽しみ。
あえて蛇足的な事を言えば、ムロツヨシがあの役をやるのだけは失敗だったんじゃないかな?
実は良い人では?
悪ふざけをしているだけでは?
今までのムロツヨシさんの作品の影響で、そういう印象がどうしても付きまとう。
でも、重要な役どころだしシーズン2では荒れるんだろうね…それはそれで少し楽しみだったりする
