今週の木曜日、2023年8月23日からウーバーイーツは一部地域で24時間対応になる。
ウーバーイーツ的には初めての24時間対応なんだけど、実は一部配達員は去年ぐらいに一度体験している。設定上のミスか何かで24時間配達が出来ていたのだ。
で、そのころを知る配達員として当時の24時間対応の思い出を書きつつ、多分こうなるんだろうな…ってことを書き残しておきたい。
ウーバーイーツの偽24時間対応時代の思い出
恐らく、ウーバーイーツが公式に24時間対応を打ち出したのはサービス開始以降で初めてのこと。
前々から、なぜ24時間にしないのかな?と思っていたけど、あまりにも頑なに24時間対応に踏み出さないので、もう踏み出さないと思っていたぐらい。
でも、実際は24時間対応に近い状態の時が去年ぐらいにあった。
端末の設定か、システムの仕様の不具合かわからないけど、3時だろうが4時だろうがオーダーが飛んでくる時期があった。
界隈は色めきたったけど、2時以降はサポート対応が閉じていたので、これは何かの設定ミスなんだろうな…ということは配達員は感じていた。
2か月ほどそんな状況が続き、ほどなくして通常通りに戻った。
そりゃそうか…と理解しつつ24時間対応ええやん!って感触は、当時を知る配達員は共有している。
その時を味わった配達員からすると、この24時間対応は本当にありがたい。
それを踏まえて、今回の24時間対応で起こりうるであろうこととして次のようなことがある。
クエストクリアの可能性が飛躍的に上がる
ウーバーイーツと言えば”クエスト”という報酬制度。
ウーバーイーツ側が提示した件数を1週間内にクリアすれば貰えるインセンティブだけど、これをクリアしやすくなる。つまり、稼ぎやすくなる。
今まではシステムの都合上、日曜日の夜中4時がタイムリミットとなっていたけど、実際の営業時間は遅くても夜中2時なので、そこでクリアできていなければアウト。
それが夜中の4時のぎりぎりまでチャンスが増える。
他の曜日も同様で、2時で終わって7時から開始の現状から、その5時間も配達できる時間帯になるのだから、クエストをクリアできないなんて言わせないという状況になる。
…そうなると、クエストが全体的に減額されるかもしれんな。
サポートの重要性を味わえた期間でもあった
一時期の偽24時間対応期間にサポートの重要性をイヤというほど味わった。サポートが閉じていると、結構不便。サポートに解決をお願いすべきトラブルというものがどうしてもある。
それを配達員レベルで勝手に解決してしまったことで、後々アカウント停止ということにもなりかねないというリスクもある。
例えば、明らかにヤバそうなお客さんというのが一定数いる。特に女性はそういうお客に遭遇した場合に、被害に遭う可能性が飛躍的に上がる。
だからサポートのお願いしてキャンセルしてもらうという最後の最後の手が残されているのだが、それが使えなくなる。だからといって配達を完了せずに途中でキャンセルした場合、それが理由でアカウントが停まることもあり得る。
サポートがなくなることで、そういった潜在的なリスクが飛躍的に上がる。
今回はサポート対応も24時間対応ということも同時に伝えられているので、その点が解消されているのは大きい。
夜型人間には最強の環境
僕も含まれるのだが、夜型人間ってのが確実に存在している。夜の静けさと暗さが好き。そんな人間。
配達業の場合、比較的道路はすいているので配達しやすいということもあって、夜型人間にとって24時間対応というのは追い風以外の何物でもない。
お客様にも同様で、夜に出前を頼みたいというニーズは確実にあると感じている。
例えば夜のお店終わりの人。家に帰って何かを作る元気もない。だから出前で…という人も居る。そういう人にとっては24時間対応ってのはありがたいと感じて貰えるんじゃないかな?
ほんと、ありがたい。
生活をワンランク上に上げてくれる
24時間対応になることのメリットとして、体調不良で寝込んでいる人が夜中に何か必要になったときに配達をお願いできるというものもあると思っている。
コンビニが加盟店になったことで医師や薬剤師の説明が不要な薬の配達もできるようになったし、水分や食料を買いにいけずに家の中に何もないという状態の人もいるはず。
そういう人のもとに必要なモノをいつでも届けるようになるというのは、生活環境をワンランク上に上げてくれていると思う。
てなわけで・・・
24時間対応間近に思うことをあれこれ書いてみたけど、だからどうという事はないとも思う。
安全第一で確実にお客様のもとへ注文品を届ける。ただそれだけ。
個人的には、営業時間に縛られず、本当に自由に自分の意志で時間を使えることがとことんありがたい。今のところ、そんなことができる仕事はほかにない。
ウーバーイーツ、頑張れ!頑張れ、ウーバーイーツ!!
そんな気持ち。