自分は痩せ体質だから…という思い込みが災いしたのだと思います。
年齢と共にみるみる体は醜く贅肉をまとい、気づけばシッカリと中年太りとなっておりました。
そして、久々に体重計に乗ってみると人生で一番重たい体重になっていて、この調子ですすめば100キロも…という所にまで到達しました。
これじゃだめだ・・・ってことでダイエットを始めようと思い、そんな時に耳に入ったのが「空腹こそが最強のクスリ」です。
そもそもはラジオでナイツの土屋さんがオートファジーダイエットのお陰で体が調子が良いと言っていた何気ない一言がずっと耳に残っていて、どんなのだろう・・・と調べてみると結構評判で、それなら一度これをやってみようと思って実践してみました。
そんな一念発起から約2カ月。
やってみて分かったことや、どうなったのかなどを踏まえて、「空腹こそが最強のクスリ」について僕なりに紹介させていただきたいと思います。
結論だけを先に言いますと・・・緩く成果は出てきています。
- 書籍「空腹こそが最強のクスリ」について
- 書籍「空腹こそが最強のクスリ」のポイント
- 書籍「空腹こそが最強のクスリ」のオートファジーダイエットが注目されている理由
- 「空腹こそが最強のクスリ」を実践してみて分かったこと
- そんなわけで
書籍「空腹こそが最強のクスリ」について
概要
発売日 | 2019年1月26日 |
著者 | 青木厚 |
ページ数 | 214ページ |
内容
がん、認知症、糖尿病、高血圧、内臓脂肪、疲れ・だるさ、老化―がんを克服した医師が実践する超簡単健康法!ノーベル賞を受賞したオートファジー研究から生まれた食べ方の新常識。
著者 青木厚 について
医学博士。あおき内科さいたま糖尿病クリニック院長。
自治医科大学附属さいたま医療センター内分泌代謝科などを経て、2015年、青木内科・リハビリテーション科(2019年に現名称に)を開設。
糖尿病、高血圧、脂質異常症など生活習慣病が専門。糖尿病患者の治療に本書の食事術を取りいれ、インスリン離脱やクスリを使わない治療に成功するなど成果を挙げている。
自身も40歳のときに舌がんを患うも完治。食事療法を実践してがんの再発を防いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
書籍「空腹こそが最強のクスリ」のポイント
「空腹こそが最強のクスリ」で書かれている内容はとってもシンプルです。
次の2点を意識的に行うだけで、みるみる健康的な体に変化していくというものです。
16時間の断食時間を意図的に作る
1日の中に意図的に16時間何も食べない時間を作るというのが「空腹こそが最強のクスリ」で書かれている健康法の肝です。
10時間を経過すると体の脂肪などを消費するようになり、これがダイエットにつながります。
16時間を経過すると体内のオートファジー機能のスイッチがオンになります。
どうしても空腹に耐えられない時はナッツ
16時間の空腹にどうしても耐えられなくて断念しそう…と思われるかもしれませんが、意地でも食べてはいけないと言うことではありません。
空腹時にはナッツ類を食することをオススメされています。
1日20分の運動を意識的に行う
この手法のデメリットは、10時間が経過した時に脂肪を消費してエネルギーとして活用しようとする機能が、筋肉を分解してエネルギーに活用しようとすることにあります。
つまり、筋肉量が落ちるのです。
劇的に一気に落ちるわけではありませんが、筋肉量が少しずつ落ちていきますので、1日20分は何らかの運動で筋力を維持することも大切だとされています。
書籍「空腹こそが最強のクスリ」のオートファジーダイエットが注目されている理由
細胞による自浄作用(オートファジー)を呼び覚ます
オートファジーダイエットが一気に広まったため、オートファジーという言葉を聞くと「ダイエット方法」と連想する方も多いのが現状ですが、そもそもはダイエット手法として提唱されたものではありません。
ダイエット効果”も”得られるというもので、本来は、空腹時に呼び起こされるオートファジー機能が、細胞の自浄作用効果があるため、美容や健康寿命の延長に役立つかもしれないというものです。
とはいえ、ダイエット効果に期待する人が多かったとしても仕方がないのですけどね。
ポイントとして、痩せることだけを目的とした手法ではないということです。
嘘みたいと言いますか、それはちょっと言い過ぎでは?とも思いますが、著者ががんに罹患し、その回復からもこのオートファジー理論は役に立ったということで、他にも糖尿病などにも効果が期待できるとされています。
そういった健康面に詳しく知りたいと思われる方は、是非一度書籍を手に取ってみる事をオススメします。より詳しく書かれておりますので。 → 「空腹こそが最強のクスリ」
オリエンタルラジオ中田氏が自身のyoutubeチャンネルで紹介
オートファジーというダイエット理論を一躍有名にしたきっかけと言っても過言ではないかと思います。
オリエンタルラジオの中田氏が自身のyoutubeチャンネルで「空腹こそが最強のクスリ」を紹介されたのです。
手軽でありながら、医師が提示している手法であり一躍注目を浴びました。
芸能界にも実践者続出
芸能界の中にはこのオートファジーを取り入れている方がいらっしゃるようで、僕が知る限りでも、2名の芸人さんが取り入れています。
一人はドランクドラゴンの鈴木さん、もう一人はナイツの土屋さんです。
ナイツの土屋さんは、ドランクドラゴンの鈴木さんに教えて頂いて、取り入れてみたそうです。
で、実際に二人が実践してみてどうだったのかをラジオで語っておられたのですが、お二方ともに、体重が順調に減り、身体の調子も良い!とおっしゃってました。
もしかしたら、オリエンタルラジオの中田さんは、このお二方のどちらからか聞いてオートファジーダイエットを取り入れたのかもしれません。
当然オートファジーダイエットを推奨しない声も
いかなるダイエットにも当てはまる、いわば宿命と言えることでもありますが、オートファジーダイエットに反対する意見というものも当然存在しています。
例えば、1日3食を2食に減らすことは健康を害する恐れがあるとする医師も居ます。
オートファジーを提唱する意志は、食料からカロリーがあまり接種できない時代に、摂取カロリー量を増やすために1日3食が提案されたのであって、現代の食事に置き換えると完全に摂取過多になると違った角度から1日3食を否定されています。
ちなみに、僕も、食事回数を増やすことで食料品の売れ行きが伸びるから3食を定着させようとしたであるとか、エジソンがトースターを売りたいから朝ご飯にパンを食べようというイメージ戦略に訴えかけたからという話を聞いたことはあります。
互いのポジションでの損得勘定がもしかしたらあるのかもしれませんし、賛成意見があれば反対意見も当然存在するもので、オートファジーダイエットも反対意見を提唱する方は当然います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/92ae1363a48b214f7c1f7a22ec5080eb30190ea7
「空腹こそが最強のクスリ」を実践してみて分かったこと
実践開始日 | 2021年11月01日 |
現在、オートファジーダイエットを実践しはじめて約2カ月が経過しています。
その2カ月の中で感じたコト、分かったコト、成果などをまとめさせていただきました。
食べる量を減らすより16時間開けるのが難しい
体内のオートファジー機能を作動させるために1日16時間の何も食べない時間を作る事が推奨されているのですが、いざ実践して見ると、この16時間という食べない時間を作るのが本当に大変です。
開始直後は食べる量を減らすことに体と感覚が慣れずにやや大変だったのですが、食べる量を減らす事には体が慣れてきますし、自分自身も工夫できるようにもなります。
問題は16時間の食べない時間を作る事です。
寝てる時間の8時間、その前後4時間ずつ食べなければ16時間の食べない時間が作れるという本では紹介されています。要するに昼と夜ガッツリ食べればOKって話なのですが、そう簡単にはいかんのです。
どう頑張っても12時間ぐらいが精いっぱいで、未だにこの時間配分に苦労しています。
摂取カロリー量と栄養バランスも意識しがほうが良いかもしれない
16時間の無摂食時間を作ればOKで、食べる時には何を食べても良いと本では書かれています。
ただ、本当に何を食べても良いのか?となるとやや疑問というか…痩せようと思ってオートファジーダイエットを始めてますから、好き勝手に食べて良いと言われても抵抗があります。
そのため、1日1食は好きなものを食べ、もう1食はカロリーと栄養バランスを調整するように意識しています。
例えば、一食はカツカレーや牛丼をガッツリ食べるとして、もう一食はカロリーメイトとプロテインとサラダといったようなヘルシーかつ栄養バランスを意識した食事にすることで、栄養の偏りを最小限にしつつカロリーを抑える工夫をしています。
8時間内なら好き勝手に食べても良いとはいえ偏った食事や膨大なカロリーを摂取すると、ダイエットが遅々として進まない気がしますし、身体も不調になりそうな気がして、そういったバランスを取ることを意識して食事をしています。
1カ月当たり平均3キロぐらいは減り続けていく
身長やそもそもの筋肉量、また運動量にもよりけりだとは思いますが、僕の場合は1カ月3キロずつぐらい減って言っています。
身長が177㎝ありますが、一時期は体重が90キロ近くにまでなりました。
中年太りのおっさんです。
これはやばい!ということでこのオートファジーを始めたのですが、2カ月ほど経過して6キロ減ぐらいの体重をウロウロしています。
もっと一気に減るのかな…と期待していた分ちょっとがっかりではありますが、あまり急激に体重を減らすとリバウンドも怖いし体調を崩さないかも不安ですので、無理せずに1カ月3キロずつ減っていっているなら順調だと思うようにしています。
そんなわけで
オートファジー健康法を提唱している「空腹こそが最強のクスリ」の内容と、それを実践してみて分かったこと、感じたことを書かせていただきました。
思えば、食事量を減らせば痩せるというのは自然なことなのです。
逆に言えば、太ったり痩せないのは食べる量が多いのです。
ただ、食べる量を減らしたら減らしたで弊害があるのでは…という想いが僕にはありました。
そこに食べる量を減らすことでダイエット効果だけではなく他にも健康や美容に良いというメリットが上乗せしてくれて、いい意味で背中を押してくれたのがこの本だと思っています。
僕の場合、劇的なダイエット効果がでているわけではありませんが、ゆっくり確実に痩せていっているのが現状ですので、このまましばらく続けてみようと思っています。
その上で1つ懸念と言いますか、改善点として実践して見ようと思っているのが筋トレです。
筋肉が落ちた気がしていて、それがカロリー燃焼量を減らし、痩せにくい体になるという悪循環を起こしている気がしないでもありません。
筋肉をつけることで更にダイエット効果を発揮できれば…と思っておりますし、またしばらくして、その経過をこの記事に追記したいと思います。
あなたもダイエットを始めてみたいな・・・でも難しい理論や複雑な方法は嫌だと思われるなら、一度トライしてみることをオススメしますよ。
はじめの3日ぐらいはキツイですが、慣れてくると、どんどん体が軽く感じ、楽になってきますので。