チャンスを掴みたい
でも、チャンスを掴める人はごくわずかだよな・・・と思ったことはありませんか?
過ぎ去ってから「あれがチャンスだったのでは!?」と気づくことはあっても、過ぎ去ってからでは遅いんですよね・・・。
だからといって、それがチャンスとして目の前に現れた時に気づけたのかというと、気づけなった。
チャンスを掴める人になりたい。
そんな想いを実現してくれるのが”ミーニングノート”という日記で、そのミーニングノートの書き方をレクチャーしてくれているのが「ミーニングノート」です。
著者自身が、人生でどん底を味わっている時に、この状況を変えるためにちゃんとチャンスを掴みたいという想いから開発したツールで、このミーニングノートを実践してチャンスに気づける自分になれたという方も多いようです。
それなら僕も・・・って事で、さっそく購入して実践して見ました。
その備忘録として。
ミーニングノートについて
概要
著者 | 山田智恵 |
発売日 | 2021年4月28日 |
ページ数 | 298ページ |
著者 山田智恵について
チャンスをつかむメソッド「ミーニング・ノート」開発者。
リーマンショックの影響で、勤めていた父親の会社が民事再生を申請し、一家全員無職となる。
32歳で初の就職活動を行うなど、ゼロから人生を切り開かなくてはならず、チャンスをつかむために「ミーニング・ノート」を開発する。
そこから人生が好転し、転職した一部上場企業ではたった1年で部長に昇格、日本女性リーダー育成事業(JWLI)のフェローに選ばれボストンに留学、外資系スタートアップ企業に社外取締役として参画する。
また、日本で初めてInstagram・マーケティングの本の執筆も行う。2016年に株式会社ダイジョーブを設立。ミーニング・ノートを実践する場としてオンラインコミュニティを主催している。ビジョンは、世界中のチャンスを可視化すること。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)卒業
慶應義塾大学法学部法律学科 卒業
一般的なチャンスを見つける方法
「チャンスを見つけるにはどうすればいいのか?」という問いに対して、一般的には次のようなアドバイスをされることが多いようです。
解釈を変える
目の前に起きている事の解釈を変える意識を持つことが、チャンスを見つけることに繋がるという考え方が1つです。
よくある例で、靴を履かない人ばかりの国を見て「ここは靴が売れるぞ!」と思うのか「この国では靴は売れない」と思うのかは解釈次第です。
解釈を変えると意味合いが変わり、意味が変わると行動も変わることから、解釈を変えてみることがチャンスを掴むためには欠かせないとされています。
場所を変える
チャンスは場所にあるという考え方です。マーケティング的発想に近いですね。
ライバルが多い場所にはチャンスは少ないであるとか、お客様が少ない市場では得られるものが少ないであるとか、その場所の需給状況を踏まえて考えてみるという考え方です。
行動する癖をつける
上記の2つに関連するのですが、行動してみるという癖をつけることでチャンスを掴みやすくなるという考え方もあります。
例えば、靴を履いてない人しかいない国を見て、ここで靴は売れないと思うのか、靴が売れそうと思うのかは解釈次第ですが、どう解釈したとしても、結局は試してみるまでわかりません。
靴を売ってみなければわからないのですから、まず行動してみる。
こういう行動する癖、フットワークの軽さもチャンスを掴むためには欠かせない要素だとされています。
ミーニングノートで学べる3つのポイント
ミーニングノートでは一般的なチャンスを見つける方法に加えて、”どうすれば、あなた独自のチャンスを見つけられるようになるのか”に焦点を当てた日記術となっています。
チャンスが見つけられない理由
チャンスとは何か。
その定義づけと、チャンスを欲しているのに、なぜチャンスが訪れないのかという素朴だけど本質的な疑問について答えることから本は始まったいます。
まずそこを解決しないことには、チャンスをつかもうにもつかめないためです。
では、そのチャンスを見つけるにはどうすればいいのか。
これには”チャンスを見つけるセンサーを磨く”ことがとても重要なようです。
チャンスを見つけられない人は、チャンスを見つけるためのセンサーが磨かれていない、なんならセンサーのスイッチがオンにすらなっていないから、見つけられないという至って簡単な理由なのです。
チャンスを見つける方法
チャンスを見つけるにはどうすれば良いのか…となると、それは大きく分けて2つのポイントが重要になってきます。
- チャンスに気づくこと
- チャンスを忘れないこと
まずチャンスに気づく事。
自分の中のセンサーを頼りにチャンスに気づいて逃さないことが大切です。
次が、そのチャンスを忘れないことです。
チャンスに気づいても、人間の記憶はそう長くは持ちません。24時間経過すると70%以上の事を忘れていると言いますし、時間と共にどんどん忘れていきます。
だから、チャンスをシッカリと留めるための工夫が必要となり、そこで役立つのがミーニングノートです。
種から花を咲かせる道筋を見つける
ミーニングノートでチャンスをシッカリと留めることができるようになると、そのノートはチャンスの宝庫になります。
1年も使い続ければ1,000を超えるチャンスがそのノートには書かれていることになります。
そのノートに記されているチャンスを見ると、そこには自分なりの傾向や、チャンスの繋がりが見えてくるようになります。
その傾向や繋がりが、次のチャンスは何か、どうすればチャンスを引き寄せられるのか、どう行動すれば良いのかを教えてくれる地図のような役割を持つようになります。
この部分がミーニングノートの成功と失敗を左右していると感じましたが、詳しいことは是非本を読んで確認してください。 → 「ミーニングノート」
ミーニングノートを実践してみて分かったこと
実践開始日 | 2021年12月16日 |
チャンスを掴むためのメソッド「ミーニングノート」を、書籍の内容に従ってさっそく実践してみて分かったことをまとめさせていただきます。
2022年1月初旬時点
「チャンスを見つけられない自分」を見つけられる
チャンスをつかみたいとは、人並み程度には僕も思っております。
人並みなんて書きましたが、もしかしたら人並み以上かもしれません。
でも、チャンスと呼べるものがそんなに多くあったかな・・・とミーニングノートを実践するまでは思っていましたが、実践してみて痛感しました。
僕は決定的にチャンスを感じるセンスが育ってませんでした。
だから諦めたとかではありません。
だからミーニングノートを続ける価値があるな・・・と感じたのです。
ミーニングノートは、平たく言えば記録することが主な目的のツールです。
日々、気づいたチャンスを記すためのものですが、その気づきが少ないことに気づきました。
そうすると、日常へのセンサーが強くなるのです。
「ミーニングノートに書けるようなチャンスってどんなのだろう?」と意識しながら行動していますから、自然とセンサーの感度を高めることになっています。
その効果か、少しずつミーニングノートに書く内容が充実しはじめます。
今、それを強く実感しています。
自身のチャンスセンサーの傾向が見えてくる
この記事を書いている今日現在、ミーニングノートを書き始めて2週間ほどですが、たった2週間でも自分のチャンスセンサーの傾向が見えてくるようになります。
当然のことながら生活圏内、行動圏内でしか発見はありませんが、その中で、自分はどこに注意を払っているのか、どんな事がいつも気にかかっているのかが見えてきます。
点が点で終わるのではなく、線として繋げた時に見えてくるものがあるということも本の中では書かれていて、それを最も強く実感する瞬間でもあります。
そんなわけで
日記感覚でミーニングノートを活用し始めています。
はじめは本当に何も書けなくて苦労しました・・・。
ビックリするぐらいに、チャンスに繋がるような出来事を覚えていないのです。
で、「俺って全然気づけてない。フィルタースカスカやんか」と自覚し、その自覚を持ったことで、注意深く日常を過ごすようになり、少しずつミーニングノートに書けることが増えていっているという実感を味わっています。
負けから学ぶことが多いというように、できない自分、ダメな自分を自覚することで学ぶことは多いですね。
まずは3カ月、続けてみようと思います。
それだけ続けてみると、今見えてないこと、今分かってないことが色々と見えてきて、分かってくるはずですから。
その経過のようなものを、またここに記したいと思います。