某フードデリバリー配達員の備忘録

中年男性フーデリドライバーの独り言兼メモ

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の配達スピードが遅い!そう感じたときにやるべきこと

遅いな…

Uber Eats で料理を注文してから、そう思った経験はおありでしょうか?

 

お腹がすているときに、のーんびりちんたら来られたらたまったもんじゃありませんよね。 でも、だからといって急かすのもな・・・って思われたかもしれませんし、実際に急かされたかもしれません。

急かすのは事故に繋がる可能性がありますからあまりオススメできるやり方ではありませんが、それでも、来ないな・・・って待ち続けるのも嫌ですよね。

 

では、どうすれば少しでも早く持ってきてもらうことができるのか?ということをまとめました。

是非チェックしてみてください。

配達が遅いと感じたときにとってみて欲しい行動

配達が遅いな…と感じたときに試してみて欲しいことが3つあります。

  • メッセージ
  • 評価
  • チップ

この3つを使いこなすことで、配達スピードを上げる事につながります。

配達へ向かう途中にできること

配達員にメッセージを送る

今はどの配達アプリにもメッセージ機能がついています。お客様から配達員にメッセージを送ることができます。

配達が遅いな…と感じた時には、その機能を使って配達員にメッセージを送ってみてください。

 

例えば…

  • 「予定が入っておりますので、心もち早めにお届けいただけると助かります!」

といった感じで、配達員に命令するでもなく、お願いする感じで早く来るように伝えてみてください。

配達員も人間ですので、「そういう事なら…」といつもより少しだけ急いで配達してくれるかもしれません。

そして、残念なお知らせかもしれませんが、あなたのもとへ配達に向かう途中に出来ることは実はこれだけです…。

電話という手段もありますが・・・

メッセージより電話のほうが早いだろ!と思われるかもしれませんし、電話のほうが確実と言えば確実かもしれません。

ただ、運転中に電話がかかってきても、急には対応できないケースがあります。バイクなどの場合は、まず間違いなく運転中は電話に出れません。

メッセージですと信号待ちなどでチェックすることができますので、配達員としても安心かつ確実に対応しやすくなりますので、できればメッセージを活用してやってください。

配達後にやってみて欲しい事

評価する

無事に配達が届いたし、気持ち早く届いたと思う。 そう思われたときにはその配達員を高評価にしてあげてください。

評価によって何らかのメリットが配達員にあるわけではありませんが、高評価を貰えたというのは間接的に「ありがとう」と言ってもらえたかのような感覚を味わえます。

その感覚が、「よし、次も頑張ろう!」という意欲に繋がります。

配達が常識外に遅い配達員は遠慮なく低評価を付けましょう

頑張ったら高評価を付けてあげてほしい反面、遅すぎるときは遠慮なく低評価を付けてあげてください。

遅くなった理由は配達員にしかわかりませんが、健全な配達員なら”配達が遅くなると低評価につながる”と学ぶことで、次回以降の配達をもう少しスムーズにするには…という発想に繋がり、成長します。

また、低評価を付けた配達員とは次回以降マッチングしにくいという話もありますし、低評価が積み重なると配達員アカウントが停止されるということもあります。

誰がどのような評価をしたのかは配達員には把握できませんので、悪かったときは低評価を遠慮なくつけてあげてください。

チップを渡す

予定時刻内に到着した配達員にはチップを渡してあげてください。

金額は小さな額でもOKです。缶コーヒーでも買ってくださいで150円渡すでもよし、アプリから50円だけでもよし、もちろん大きい金額でも良しです。

配達員はほとんどのお客様からチップをいただけませんから、チップを頂けたというだけでもうれしいですし、強く印象に残ります。

「次回あたった時もよろしくね」という思いでチップを付けてあげてやってください。

頑張ったら報われたという体験は配達員を成長させてくれます。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員の配達が遅くなる理由

そもそもとして、なぜ配達が遅くなるのか。

配達員当人じゃなければわからないというのが現実的なところではありますが、いくつか想定される”配達が遅くなる理由”の中には、配達員にはどうしようもないものもあります。

 

だから遅くなっても仕方がないと言うつもりはありませんが、事情を知っていただくと感じ方も変わるかもしれませんし、中には注意していないとあなたが大損するものもあります。

是非この機会に知っておいてください。

料理が出来ていない

お店に到着したけど、料理が出来ていないので待っててって事で待たされているケースがあります。

大抵は、出来上がった直後に到着したり、ほんの少しだけ待って料理を受け取るケースが多いのですが、中には結構な時間待たされることがあります。

配達員は料理を一緒に作ることはできませんから、それをひたすら待つしかありません。

簡単にできる料理なら10分程でOKなのですが、手間のかかる料理なら結構待ちます…。結果30分近く待たされたことがある配達員もいますし、僕も30分待ったこともあります。

そういう料理待ちで配達が遅くなるケースが1点目です。

運転がゆっくりである

運転速度には個人差がありますので、運転速度がゆっくりなため配達が遅いと感じるというケースもあります。

ロードバイクのようなスピードが出やすい自転車とママチャリとでは、配達スピードは違います。

直ぐ近くのお店からの配達なら乗り物の差は出ませんが、距離が離れたお店への注文となると、乗り物の速度の差は顕著にでます。

速く届けてほしいので、できればロードバイクやバイクのようなもので運んでほしいと思われるかもしれませんが、どの乗り物の配達員に運ばせるのかはAIの匙加減しだいですので、どうすることもできません。

天候にも左右されます

天候にも配達速度は大きく左右されます。

例えば、雨の日や風の強い日。 そのような日の配達は、どうしても遅くなります。

雨の日の配達でスピードを上げると滑って事故になる可能性も高いですし、風の強い日は、向かい風で速度が落ちたり、横風で流されないように速度を落としながらの配達というケースもあります。

悪天時の配達は、いつもの2割増しの時間がかかると思って頂けると幸いです。

混雑状況にも左右されます

道路が混雑していると、どうしても配達に時間がかかります。

土地勘がある配達員ならその混雑を避けるような裏道を通るということもできるのですが、土地勘のない配達員は、アプリの指示通りの道を通ることになり、結果渋滞にはまることがあります。

アプリは最短ルートを教えてはくれるのですが、混雑状況を加味した最適ルートを教えてくれるわけではありませんので、混雑したルートを通ることがあります。

急に催した可能性も・・・

なるべく我慢をして早く届けるのが配達員のミッションであることは重々承知していますが、トイレを催してしまい、一瞬だけの寄り道をしている可能性はあります。

その時間をお待たせすることが申し訳ない気持ちは当然ありますが、生理現象が限界まで来ているのなら、我慢をして爆発させてしまうよりも、コンビニ等で出し切ってしまうほうがいいという判断を下すこともあります。

限界まで我慢はしますが、緊急事態であるということで大目に見て頂けると助かります。

1件目の配達に向かっている

Uber Eats の配達には、2件同時配達(通称ダブル)と呼ばれるものがあります。

効率よく配達するために、近い方向の配達を同時に処理するというものなのですが、そのダブルの2件目にあなたが該当している場合、遅れていると感じるかもしれません。

 

なぜ2件目がうちなんだ!?ダブルにしてほしいとは希望してないぞ!と憤りを感じることもあるかもしれませんし、その気持ちは当事者の配達員も重々承知しています。

しかし配達員はどの注文者様をダブルの2件目にするのかを選ぶことはできません。

Uber Eats のAIがそう決めるので、それに従って配達しているだけなのです・・・。

持ち逃げしようとしている

これが一番やっかいなパターンです。 滅多にいませんが、持ち逃げしようとしている配達員が過去に居たのも事実です。

 

手口としては・・・

  1. 注文者様のマンションの近くまで行く
  2. そこからアプリ内の通話機能でワンコールorメッセージを入れる
  3. ワンコール入れるとアプリ内で廃棄タイマー(10分)が作動するので、タイマー切れを待つ
  4. タイマーが0になると廃棄してもいいので持ち帰る

この順序で、注文者様の料理をネコババする配達員がいたのです。

もちろん、これはアウト。

バレればアカウント永久停止処分になるような手口なのですが、証拠をつかむのが難しいのです。

 

Uber Eats 的には、配達員は注文者様指定の地点近くにまで到着していて、ちゃんと連絡もしたという履歴データがありますので、不正を行っているようには見えないのです。

同じような事例が積み重なった時に、ようやく「おかしいな」となりますが、稀に行うぶんにはおそらく足はつきません。

 

だからといって泣き寝入りする必要はありませんので、運営に報告してください。 おそらくほぼ間違いなく返金対応となりますし、その配達員に何らかのペナルティが課されます。

他社の配達を同時に行っている

Uber Eats の配達だけではなく、他社の配達も同時に請け負っている場合、同時に二社の案件をこなすことになるので明らかに遅くなるというケースがあります。

 

よくあるパターンは次のようなものです。

  1. Uber Eats と他社の配達員用アプリを同時にオンにする
  2. Uber Eats と他社、同じタイミングでそれぞれに案件が届く
  3. Uber Eats と他社、どちらの案件も請ける
  4. どちらの案件も同時進行で対応する
  5. 後回しにされた案件はひどく時間がかかる

配達員をされてない方にはイマイチわかりにくい流れかもしれません。

簡単に言えば、2つ以上同時に同じような時間にお届けするという約束の案件を受けたため、後回しにされた案件は先の案件が終わってからお届けすることになるので、かなり遅れて届くということです。

 

特にUber Eats は配達に要した時間に応じて報酬額が変動する仕組みを取り入れてますので、敢えてUber Eats を後回しにして、わざと時間をかけるという悪質な配達員も居ます。

遅かったのは、もしかしたらこれでは?と思われたのなら、運営に報告してください。

まとめ

配達を少しでも早く届けてほしい。

そんなときはメッセージで「早く届けてくれたらうれしいな~」という旨のメッセージを送ってみてください。ほぼすべての配達員がそのメッセージを見たら、ちゃんと相応の対応をしてくれます。

そして、相応の対応をしてくれた配達員には高評価とチップをつけてあげてくれると報われますし、それが丁寧にスムーズに配達しようという意識を育ててくれますので、教育するつもりで評価とチップをつけてあげてくれればな…と思います。

ただ、中にはそれでもやむを得ず早くにお届けできないケースもありますし、やむを得ないケースがあることもご理解いただければ助かります。

 

それらのケースとは違い、中には悪質な配達員がズルをしようとしている可能性もあります。滅多にいませんが、ごく稀に居ます。

商品を持ち逃げしようとしたり、商品の質の低下なんかお構いなしであなたの商品を持ちながら他社のデリバリーをやっているケースも考えられます。

そのような配達にあたった場合は迷わずに即座に運営に報告してください。必ず何らかの対応をしてくれますので。

 

99%の配達員は、時間通りに、安全に確実にお届けするつもりでやってますので、どうぞ長い目でお付き合いいただければ嬉しく思います。