主婦兼配達員
そんな方を少なからず見かけるようになりました。 直接は知らなくても間接的に知っている方の中にも数名いらっしゃいます。
実際にウーバーイーツの配達員という仕事は主婦の方こそ相性が良い仕事だと言えるかもしれません。
時間の融通が利き、通勤という概念もありませんしね。
だからこそ専業主婦にもウーバーイーツの配達員をオススメします!と言いたいところですが、正直なところとても微妙です。
”稼ぐ”ということに特化して判断するのならこの仕事は主婦の方に超絶オススメですが、家族が居るということを踏まえると…という部分がどうしてもあります。
家族をお持ちの方の場合、どうしても”家族の理解が得られるのなら”という条件が付きますので、「家族の理解次第」です。
そこを少しだけ詳しく説明させていただきます。
主婦にウーバーイーツ配達員がオススメな理由
個人的には主婦をされている方もウーバーイーツの配達員のようなフードデリバリーの仕事をするという事には賛成寄りです。
この仕事ほど主婦の方の都合に合致しやすい仕事はないと思うのです。
時間の融通が利きまくる
シフトもノルマもありませんから、営業時間内ならいつ仕事を始めても、いつ終わっても何も支障はありません。
家族のことで時間を優先したいと考える主婦の方には、そのような働き方ができる仕事ってかなり貴重で価値があると思うのです。
保育園の送り迎えの時間は絶対に守りたいとか、子供が急病だから…とか、そういうイレギュラーな何かが発生した時にそちらを優先させることができますので、非常に良い仕事だと思うのです。
近所だけで仕事をすることも可能
勤務場所という概念がない仕事でもあります。
アプリをオンラインにした時から仕事を受け付ける状態になり、オフラインにしたらそこで業務終了です。サービス対象エリア内であるならどこでオンラインにしようがオフラインにしようが構いません。
当然自宅でオンラインにしてもいいわけですし、仕事は近所の配達案件だけに厳選して受けるようにすればいいので、自宅から半径3キロ以内で仕事をしようと思えばできます。
通勤という概念がありませんから、場所に縛られることもありません。
稼げる時期はかなりおいしい
暇な時期と忙しい時期に分かれる仕事ですから(どんな仕事でもそうですね)、常に一定の金額が稼げるというわけではありません。
ただ、やや忙しい時期より上の時期は1時間で1,500円以上を稼ぐことは決して難しくありません。
人によっては1時間で2,000円を稼ぐ人も居ます。 薬剤師の資格を持ってドラッグストアで勤務している方たちとそん色がない金額です。
それが通年で安定しているわけではないというのが玉に瑕ではありますが、まったく稼げない仕事ではないので、仕事として持っておいて損はないと思うのです。
登録しておけばいつでも出来る
登録していれば、いつでも稼働出来て、いつでも稼げる仕事です。
ノルマもありませんし、シフトもありません。出来るときにだけやれる仕事ですし、他の仕事を持っていたとしても、全く問題ありません。
他でパートをしているけどそのパートだけでは収入が物足りないであるとか、時間を持て余していて勿体ないであるとか。そういう時にサクッと稼働して稼ぐこともできます。
何かの時にすぐにお金を稼げる道となりますから、保険的なニュアンスの収入源としても持っておいたほうが良いとも思うのです。
それでも主婦の方がウーバーイーツの配達員の仕事を推せない理由
条件面やメリットの面だけで見れば、主婦をされている方にはうってつけの仕事なんじゃないかな?と思うのです。
ただ、どうしても次のようなデメリットがありますので、家族の負担になる可能性があります。
そこを家族の方が理解してくれたり、気にしないでいてくれるとなった時に初めて前向きに検討すべきで、家族の反発があるのなら無理をしてまでやる仕事でもないんじゃないかな?とも思うのです。
とにかくよくない印象が定着している仕事である
フードデリバリーという仕事に悪い印象を持っている方は少なくありません。
多くは、不潔や不愛想、信頼性などに関するものが多いのですが、それらも相まって全体的にネガティブな印象を持っている方が少なくないのが現状です。
フードデリバリーで懸念されている点を複数回答で聞いてみました。 第1位は「配達料金が高い」と回答した人が44.3%となりました。(中略)次いで、「配達エリア」や「デリバリー時の品質管理」「配達員の信頼性」を懸念されている方が多いようです。 https://web.value-research.jp/cat1-1950.html
そういう仕事を家族の誰かがやるとなった時に反対する方が出てきたとしても不思議ではありませんし、それは自然な反応ともいえるとも思うのです。
稼げる・誰でもできると出しすぎている
フードデリバリー配達員の仕事募集の広告などを目にしたことがある方ならわかると思いますが、とにかく「誰でもできる・稼げる」を前面に出しています。
僕もそれに反応した配達員の一人ですし、その文言が過大ではあっても嘘があったとも思いませんが、誰でもできる!稼げる!を前面に出していることもあって、「つられた人=お金に困っているけど働き口がない人」という印象に繋がっている感も否めません。
事実、それを揶揄して「フードデリバリー配達員は底辺だ」と言う人まで居る始末です。
そういう仕事を家族の誰かがやるということは周囲からそういう目で見られる可能性もありますので、それを受け容れることができるのかという問題が出てきます。
実際は言いたい人には言わせて居ればいいんですが、家族にも負担をかけることなのでそう簡単に突っぱねることができる話ではないと思いますので、そういった部分で簡単にオススメすることもできません。
そんなわけで
主婦の方がフードデリバリーの配達員をするということに関して、現役配達員の一人としてどう思うのかを書かせていただきました。
結論は、家族の理解次第です。
家族の理解を無視してスタートしても良いのかもしれませんが、周囲の人にバレて、そこから家族の耳に入るというのがオチですし、そういうバレ方をしたほうが後々面倒です。
だから、まずは家族の理解が大切です。
現実にこの仕事をしている主婦の方もいますし、その方たちは家族に黙っているわけでもありません。
この仕事を空いた時間にしたい。でも、評判が良くないみたいなので、コソコソと隠れたりはしないけど、目立たない格好で、安全な朝や昼の限られた時間に運動がてらにちょっとだけ…みたいな感覚でやることで理解を得ているそうです。
もちろんそれでも「ダメだ!」と家族の反対を受けることはありますし、家族の理解は大切ですから、家族の反対を押し切ってまでやる仕事じゃないと僕は思っています。
家族が了承してくれるなら、主婦の方にもぜひやってみて欲しい仕事であると思います。
それが一配達員の僕の意見です。よければ参考にしてみてください。