某フードデリバリー配達員の備忘録

中年男性フーデリドライバーの独り言兼メモ

ウーバーイーツで誤配達した・誤配達されたってときに考えられる2つの理由と対処方法

先日、やらかしてしまった・・・。

配達完了後、しばらくしてスマホに着電。

見たことがない番号だけど、ウーバーイーツ関連の電話だとすぐにわかる番号。慌てて出てみると、誤配しているとのこと。

お詫びし、急いで対処して大きなトラブルにならずに済ますことができたけども、うっかりしていたな…と反省。

そして、ふと思ったのが、結構多くの方が誤配された、誤配しているかも…と感じているのではないか?ということ。そこで、誤配に関するあれこれを簡単にまとめてみたいと思います。

なぜ誤配達が発生するのか

誤配が発生する理由は、大きく分けて次の2つしかないと思っています。

配達員の勘違い・思い違い・見落とし

配達員の勘違いや思い違い、住所の見落としなどによる誤配というケースが1つめです。

これは僕自身が経験したことがある間違いなのですが、XXという地名が同じでも違う区というケースや、XXという地名の上に”南XX”などの東西南北がつくことで全く違った場所になるケースがあります。

いずれも途中で「あれ?向かっている先とピン位置と違うぞ」と気づいて誤配未遂に終わったのですが、配達員の勘違いや誤解で誤配が起こるケースというのはたびたびあります。

住所記載ミス・ピン位置間違い

シンプルに、お客様の登録している住所やピン位置が間違っているので、結果的に誤配になるというケースがあります。

例えば、オートロックがないマンションのお客様で、部屋番号を間違えて登録してしまっていたので、その間違った部屋番号の前に商品が置かれているというケースはよくあります。

僕自身も似た経験があります。夜中の2時に某タワマンへの配達でしたが、お客様が部屋番号を間違って登録されていたのです。その間違って登録されてしまっていた部屋の方は僕がオートロック解除のためにピンポンを押したことで寝ていたところを起こされることになりました。当然激怒です。

アプリを通してお客様に部屋番号を確認すると、部屋番号が間違っていることが判明。

配達後、お客様に正しい部屋番号の登録と、間違えて登録していたお客様に一言お詫びをお願いしますと伝えると「登録はちゃんとやるけど、謝罪はしません。あちらも迷惑をかけることがありますから」と断られ、すごくモヤモヤしたことがあります。

正しく住所とピン位置を登録することが、全員が幸せな結末を迎えるための要諦です。

誤配達で商品が届かなかったときはどうすれば良いのか

もし誤配達”された”と気づいたときには、次の2つのアクションを取ることをオススメします。

配達員に連絡する

まずは何よりも配達員に連絡してみてください。「誤配しているよ」と。
悪質な配達員でなければちゃんと対応してくれます。

(誤配トラブルを放置した場合、運営から何らかのペナルティが課される可能性がたかいので賢明な配達員なら、ちゃんと対応します)

サポートに連絡する

配達員に連絡をしても対応しない、もしくは、配達員に連絡するのは嫌だと思われるなら、サポートに連絡しましょう。

僕の知る限りではありますが、配達員へ対応を求めるように促すか、返金などの対応に応じてくれる可能性があります。

(ただ、絶対にサポートが対応してくれるとは言い切れない部分はあります。届いているのに届いてないとクレームを入れて返金を求めるお客もいるので、サポート側もそのあたりに敏感になっているようです)

誤配達を防ぐには?

誤配達が起きないに越したことはありませんが、人間が介在することですから、どうしても一定の確率でご配達が発生してしまいます。

そのため、できるのは誤配達を未然に防ぐための一工夫や確認の徹底で、それには次のようなものがあります。

登録住所とピン位置

登録されている住所や、住所に関連する情報(部屋番号や家の目印)、また地図上に表示されるピンの位置が正しいかを確認することで誤配を防ぐことができます。

特にピンの位置は神経質になるほうが良いです。

規約上、ピンの位置へのお届けとなっていますので、ピンの位置が間違っていれば、その間違ったピンの位置に届けようとしてしまいます。

目印を作る・教える

分かりやすい目印を作ったり、その目印を事前に伝えるなどの一工夫があると誤配防止に貢献してくれます。

特に同じ番地に複数の建物があるお宅は、目印は超重要です。

理想的な目印は「家の前に◎◎があります」とか「ナンバーXXXXの〇色の車が停まってます」という、”個性的な何かがある”というものです。

時々、”外壁が黒色の家です”や”自転車が停まってない家です”という情報を教えてくれる方もいますが、夜の配達だと外壁の色は間近に近寄って一軒ずつ確認しなければわかりませんし、”XXがない”という情報も、それが他の家にあることを確認しなければいけません。

いずれもすごく手間がかかりますし、間違いも起こりやすいです。

”個性的な何かがある”という情報を伝えるほうが、お互いにとってスムーズなやり取りが可能になります。

てなわけで・・・

ウーバーイーツで注文した場合の誤配に関するあれこれを経験を踏まえて書かせてもらいました。

誤配をしたくてしている配達員はいませんし、お客様も他の知らない人の家に届けてほしいわけではありませんから、ゼロになるに越したことはないと思います。

それを実現するためには、配達員もお客様も、住所とピン位置を念入りにチェックするというひと手間だと思いますので、これを読んだことを機にそれを意識してもらい、1件でも誤配が減ればいいなと思う限りです。