某フードデリバリー配達員の備忘録

中年男性フーデリドライバーの独り言兼メモ

痩せる?ウーバーイーツ配達員の仕事がダイエットにオススメな1つの理由

痩せたい

そんな想いからUber Eats で配達員をしている方も少なくありません。

僕の身近な範囲の配達員さんに限れば、女性配達員はダイエット目的も兼ねている方が少なくない印象です。

 

では、実際に痩せるのか・・・。

3年以上Uber Eats の配達員を見てきている僕の経験からすると…”人によります”!

そりゃそやろ!!ってツッコミの声しか聞こえませんが、実際にそうなんです。配達員を始めてから太ったって人も少なからずいるぐらいですから。

 

でも、ダイエットを意識している方には是非Uber Eats の配達員という仕事を試してみてほしいなとも思うのです。

 

それはなぜなのか。

この仕事がダイエットを成功させるための仕掛けを作る上でとっても役に立つからです。

ダイエットを成功させるための3つのポイント

そもそもとしてダイエットを成功させるためにはどうすればいいのか。

これに裏技も秘密もありません。

ダイエットを意識したことがあるなら、この3点が大切なのだということは重々理解していると思います。

  • 摂取カロリーを減らす
  • 消費カロリーを増やす
  • それを習慣化する

この3点を確実に抑えれば絶対に痩せますよね?

 

食事をコントロールして摂取カロリーをコントロールする、運動をして消費カロリーを増やす。このいずれか、もしくはどちらもを実践する。

それを継続させることによって徐々に体が絞られていきます。

確実に成果を出すために一番大切なポイントは…

ダイエットには3つのポイントを抑えることが不可欠ではありますが、ではその中で最も重要なのはどれでしょうか?

僕は”習慣化”であると断言します。

 

食事量を減らしたり、運動量を増やしたりを1日や2日やっただけではあまり成果にはなりません。それを”続ける”ことによって体形が変わっていきますから、継続こそが大切です。

事実、ダイエットで悩んでいるあなたにとって”継続できない”ことこそがその悩みの根っこにあるのではないでしょうか?

 

つまり、ダイエットを成功させるにはいかに継続させるのかを考えて、そのための環境を整えることが大切なのです。

そして、その継続化に大きく貢献できるのがウーバーイーツの配達員という仕事なのです。

Uber Eats(ウーバーイーツ)での配達がダイエットに良いとされる理由

ウーバーイーツの配達員の仕事が、ダイエットの習慣化(継続化)に役立つと言われても今一つ分かりにくいと思います。

そこで習慣について説明をさせていただきます。

運動の習慣化としてUber Eats 配達員は非常に優秀

習慣を紐解くと、それはルーティンになっています。

  • キッカケ
  • 行動
  • 報酬

この3つを繰り返すことが習慣と呼ばれるものです。

中でも報酬はとても重要です。

「また報酬を得たい」という思うことが、同じ行動を起こす意欲に繋がるからです。

 

例えば喫煙。

  • キッカケ … コーヒーを飲む
  • 反応(行動) … 煙草を吸う
  • 報酬 … 脳内麻薬が出る

この3つがワンセットのルーティンが構築されていて、喫煙によって味わえる脳内麻薬という報酬がまた煙草を吸いたいという欲求に繋がります。

(ちなみに、禁煙を成功させるためにはキッカケを潰すことが有効だともされています。キッカケがなくなれば以降のルーティンが発動しにくくなるためです。)

 

ダイエットを習慣にしたいと考えるなら、運動を行い、その運動によって報酬が得られると習慣になりやすいということです。

それにウーバーイーツの配達員という仕事は一役買えますので、運動が習慣になりやすい=ダイエットが成功する確率がグンと上昇します。

ウーバーイーツ配達員がダイエットの習慣化に役立つ理由

習慣化を成功させるには”報酬”が大切で、逆に言えば、身に付いている習慣には必ず”報酬”がセットになっています。

ウーバーイーツの配達員という仕事には、ダイエットを継続させる上で得られる次のような報酬があります。

  • 運動したことによる爽快感
  • 仕事で得られる金銭報酬

この2つです。

 

例えば、ダイエットを目的としているので自転車でウーバーイーツの配達員として稼働したとします。

自転車で2時間ほど稼働すればある程度の運動量になりますし、加えて運動することで爽快感を得ることができます。

加えて、その2時間は仕事をしているのですから、あなたの手元のお金が増えています。1日2時間なら額としては微々たるものかもしれませんが、運動をすればお金が得られるという報酬体験は習慣化には大切です。

運動をすることで爽快感と金銭報酬という2つの報酬を得られますから、ただ単にジョギングをするだけと比較して”報酬の総量”がアップします。

報酬の量が大きいのですから、その行動は習慣化しやすくなります。つまり、運動のために自転車に乗って配達をするという運動習慣が身に付きやすくなります。

 

そして、配達で稼いだお金を自分のために使えば、さらに習慣によって得られる報酬の量はアップします。

例えば、趣味でもある旅行に行く資金にすれば、旅行の思い出が報酬になります。

加えて、運動を続けたことによって体が目に見えてスリムになれば、ダイエットを頑張った成功体験も自分自身の報酬になり、それはあなたのゆるぎない自信にも繋がります。

このような好循環が起き始めれば、スリムな体になるための生活が習慣化し、もはやそれが日常になっているはず。

Uber Eats(ウーバーイーツ)での配達は本当にダイエット効果があるのか

Uber Eats 配達員という仕事が本当にダイエットに効果があるのか。

仮に自転車で稼働した場合を想定して少しだけシミュレーションしてみます。

自転車配達でのダイエット

自転車の消費カロリーを計算!今すぐできる効率的な自転車ダイエットというパナソニックさんのサイト内の記事によりますと…

体重60キロの人が自転車でゆっくり1時間走った時の消費カロリー
ゆっくり自転車を運転する(平均時速8.9km/時)→3.5 METs
60(kg)×3.5 METs )×1(時間)×1.05=221(kcal)

だいたい1時間221Kcalのエネルギーを消費するとあります。

これを実際のウーバーイーツの配達員の稼働に当てはめてみると・・・

  • がっつり1日稼働 (8時間) … 1,768Kcal
  • 仕事おわりに軽く(3時間) … 663Kcal

このような消費カロリーになります。

 

基礎代謝と普段の運動消費カロリー、そこに上記の消費カロリーが上乗せされますから、摂取カロリー(つまり食事)を上手にコントロールできれば確実に痩せていきます。

バイクで稼働した場合・・・

余談になるかもしれませんが・・・。

ウーバーイーツの配達員として稼ぐには、自転車で稼働するよりもバイクで稼働するほうが得策であるとされています。

「痩せるのが一番の目的なので自転車で稼働する」という方には関係がない話ではありますが、稼ぎを重視したいという場合は、バイクでの稼働も選択肢に入ってくるとは思います。

そこで提案ではありますが、バイク稼働でダイエット効果を得たいなら、スポーツジムなどで稼働後に運動をすることをワンセットにすることをオススメします。

今ならchocozap(チョコザップ)などの24時間利用可能なジムもあります。

稼働後の30分だけ汗を流すつもりで利用する。
その月額料金を稼ぐつもりで稼働する。(といっても24時間ジムはかなり安いですが…)

そういう一工夫を加えるならという条件付きですが、バイク稼働でもダイエットを成功させることはできます。

Uber Eats(ウーバーイーツ)で配達のダイエットの注意点

Uber Eats の配達員という仕事にはダイエットを成功する要因が多いということはもう十分伝わっているとは思いますが、ではなぜダイエットが成功しない人が居るのか。

次のような理由があるからというのが、僕が多くの配達員を見てきて思う事です。

消費カロリーをコントロールするようになってくる

配達員としてのスキルが上達すればするほど、消費カロリーを増やさないように稼働できるようになってきます。

消費カロリーが大きいままでは疲労がたまってしまいますので、消費カロリーを減らしつつ配達をする工夫を自然に取り入れるためです。

例えば、短距離の案件だけを選び、少し配達しては休憩…少し配達しては休憩…を繰り返し、気づけば1時間のうち合計20分も自転車を漕いでないなんてこともあり得ます。

運動量を最小にしていますから消費カロリーは少ないですし、結果、それほどダイエット効果は得られなくなります。

ご飯がおいしくなるので間違った習慣サイクルが生まれる

身体を動かす仕事ですから、とてもお腹が減ります。

そのため、一日頑張った自分のご褒美として最後に食べたい食べ物を食べるという方は少なくありません。

この稼働後の一食をどれだけ我慢できるのかが痩せられるかどうかの分岐点なのですが、頑張ったご褒美としてシッカリと食べたいという欲求は強敵です。

少し前に書いた習慣の仕組みを思い出してみてください。

習慣には報酬がワンセットになっています。それによって報酬が得られることで同じ行動を繰り返すようになります。

食べるという行為は強烈な報酬になります。

稼働をしたご褒美に美味しいものを食べるという考え方は習慣を作る上ではとても理に叶っていて、むしろ理に叶いすぎているので定着しやすく、定着してしまうので太っていきます。

だから、食欲をいかにコントロールするのか、いかに稼働と食事をワンセットにしないのかがとても大切になります。

ダイエット目的でUber Eats(ウーバーイーツ)配達員を始める時のポイント

ダイエット目的でUber Eats の配達員をスタートしても、残念ながら必ず痩せるわけではありません・・・。

ダイエット目的でスタートしたのに太ってしまったという方も少なからずいますので、ダイエット目的で配達員を始めるなら、次のような、簡単でも長期的計画だけでも持っておくことをオススメします。

ダイエットの長期的計画のもとにスタートさせる

ダイエットにつながる行動が配達員業務だけでは、なかなか望む結果は出ません。

大切なのは、長期計画を建てることです。
その長期計画とは何かとなると、やはり”習慣化”を意識するということになってきます。

ダイエットを習慣として定着させる。

1日や2日では定着しません。

諸説がありますが、行動習慣は3週間継続すれば変わると言いますので、まずは3週間頑張ってみる。

その3週間を途中で頑張れなかったとしても、リセットするのではなくて、何度もリスタートする。

そうやって”いかにダイエットとしてのウーバーイーツの配達業務を習慣化させるのか”を工夫してみることを強くオススメします。

フィットネスジム(24時間ジム 等)も併用してみる

先ほどちらっと書きましたが、一つの考え方として、”ウーバーイーツの配達の仕事だけで痩せようと考えない”という意識を持ってみるのも1つの方法です。

実際に筋肉質な配達員やスリムな肉体を持つ配達員は、配達業務を終えた後にジムで筋トレにいそしんでいるという方が少なくありません。

配達業務で体を温め、なおかつジムの利用料を配達料金で稼ぐつもりで稼働して、稼働終わりにジムで筋肉をつける。

これを繰り返すと自然と体は引き締まりますし、配達でお金を稼ぎますからジムの利用料もさしたる出費ではなくなります。

例えばライザップが運営するchocozap(チョコザップ)は月額2,980円ですから1日換算約100円です。

そのレベルの出費で利用できる24時間ジムも増えています。

深夜まで配達をしたとしても、そのあとにジムで筋肉をつけるなんてことも可能ですので、短期間で結果を出したい!と思われるなら、そういうやり方もあります。

ぜひ試してみて欲しいと思います。

万が一、ダイエットに断念したとしても…

あまり強くオススメしたい考え方ではありませんが、でも、現実的に見て非常に重要だと思いますので最後に書かせてもらいます。

万が一、あなたがダイエットを諦めたとします。

その時、本来あなたが望んでいた結果を得られなかったとしても、あなたの手元には”お金”が残っています。

ここ、大きなポイントだと思うのです。

「プライベートでダイエットをスタートしてみたけど、うまくいかないからあきらめた」

このダイエット体験には何も残りませんよね?
残るものを強いて挙げれば”失敗体験”だと思うのです。

でも、ウーバーイーツの配達業務という仕事を通してダイエットに挑めば、その仕事を通してお金を得ることができます。

ダイエットをあきらめて、配達業務も辞めたとしても手元にお金が残りますから、ダイエットを頑張った時間が全て無駄になるわけではありません。

少し見方を変えると、その努力、その行動のすべてが無駄になるわけじゃないと思えるほうが、頑張れたりするのではないでしょうか?

ダメでもお金は残ると思えているから、目先のことを頑張れて、そして習慣となり、ダイエットが成功するなんてこともあり得るはずです。

ダイエットを断念したとしても、あなたの頑張った証としてのお金が手元に残るのだから、だからこそウーバーイーツの配達員という仕事をあなたのダイエットに活用してみて欲しいと思います。

というわけで・・・

Uber Eats の配達員をダイエット目的でスタートさせている方は多くいます。

そしてダイエット効果を実感できている方が居るのも事実ですし、ダイエットを成功しやすい環境が整っている仕事でもあります。

ダイエット目的でウーバーイーツの配達員という仕事を始めてみようかな…と思われているなら、ぜひ一歩踏み出してみることをオススメします。